すぐ垂れるシーム剤をきれいに塗る方法・24年前製造のウォーラス幕リペアが(仮)完了…


やっと調べがつきました

米Backpacker誌の1995年8月号の記事に記載を発見



これはもっと後日の同誌ですが いま再生を手がけているテントは

歴史ある海外アウトドア誌のおかげで

平成7年頃の製造と分かりました




平成最後の更新は 今からなんと24年も前

1995年頃に製造・販売されていた

ウォーラスのヴィンテージテント…

その再生シリーズの最終章です



前回までにウォーラス TWO-STARは

ポロンTによる撥水処理を終えていますが

前の更新で大事なことを書き忘れていました


それは…

これからポロンT塗布による幕体の撥水処理を考えている方がいられたら

絶対に設営状態で行うべき ということ





畳んだ状態では幕体表面の傾斜による

「垂れ」の効果が期待できません

とにかく粘度が低く シャバシャバのサラッサラな液体ですから

床面に広げると塗りにくいですし…





メチャクチャ揮発しやすいため 垂らしながら塗った方が

確実にロスが減ることにもなります

ポロンTをテントに塗布する際は

必ず設営状態にしてから行いましょう






…前置きが長くなりましたが

ポロンTによる撥水処理の次はこれを使った作業です




フライシートの縫製部をシーム処理します

シーム(seam)とは「縫い目」とか「継ぎ目」のことですが

アウトドア用品では前者の「縫い目」のことを指す場合が多いです




「縫い目」ですから ほぼ間違いなく針の穴は開いています

その縫製時の穴を何も処理しないままで雨などに濡れると

必然 水の分子は通るわけで すなわち雨漏りが起こります




そうならないように「縫い目」を

「封印(シール)」したり「被覆(コート)」したりするのがシーム処理で

この作業を「シームシーリング」や

「シームコーティング」 などと呼ぶこともあります


テント等幕体の雨漏り防止のため必要な処理のことですが

市販品はほとんどが工場出荷状態ですでに施されており

例えばこんな雨に降られても…




縫い目から雨漏りなどしないのですが

古いテントだったり 新品でもガレージブランド製の幕体だったりすると

ユーザーによるシーム処理が必要となるケースがあります




例えば玄人指向な快速旅團さん

こちらで扱うテントタープは

新品も自前でシームシーリングする必要があります


そして我が家に来たウォーラスも

茶変したシームをこそぎ落としてしまったので…




その処理が必要なのでした

というワケで アライテントのシームコートを求めておいた次第です




ちなみに1本20グラム入り




最後にシーム剤を使ったのはMSRツインシスターズのリペア時ですが

確か5年くらい前だったと思います

その時はどれくらいの量を使ったのか

まったく憶えていなかったので 今回は2本用意しました




あと筆も アライテントのシーム剤にはハケの類いは付いてきませんから




このシーム わりと入手しやすくて安いし

一度硬化すれば防水性能もしっかりしているのですが

粘度がやや低く ゆるいジェル状なので

塗布時は垂れとの闘いです

ポロンTは恣意的に垂らしましたが シームはできれるだけ不要な箇所には垂らしたくないもの

少し油断すると 本来塗布すべき縫製部ではない場所に

すぐに垂れてしまうので…




こうやって チューブで塗布したらすぐに筆で追いかける感じで

塗り広げてます 筆はもう少し幅のある平筆の方が良かったかな…(^^ゞ


なお上の画は撮影する都合上 片手で作業してますが

本当なら片手にシームのチューブ もう片方の手に筆を

別々に持った方が絶対に塗りやすいです…(^^ゞ


ところが…




プラモデル作りや工作で 過去にセメダインを使った方は

それを初めて使った時のことを思い出して欲しいのですが

メタル製のチューブに入った接着剤って

下手に圧を加えると 止めどなく中味が溢れ出てくることがあり

今回がまさにそれでした…




塗っている間じゅう この先端の極小な穴から

ずーっとシーム剤がニュルニュルと出続ける状態…(^^ゞ

垂らしたくない液が止めどなく出てくるということは

ノンストップで作業を続ける必要があるということで

ほぼ手を離せず 休憩することもできず…




ひたすら塗って 気づいたらシーム処理が終わってました

嵐のように過ぎた時間だったなぁ (^^ゞ




ちなみに2~3人用のこのドーム型テントで

アライテントのシーム剤は1本のみ使用

残ったもう1本はスペアとして保管ですね


シーム硬化は30分から1時間かかるので

50分ほど時間ほど置いてから…






いよいよペグループの加工




ただの輪っかであるウォーラスのペグループコードを

テンション調整機能付きに変更すべく

ハサミを入れます




ザクッとぶった切って…






切断面をライターで炙り ほつれ止めします




溶けて固まればほつれてくることはありません


そこにプラバックルなどのパーツを仕込み…




ウォーラス TWO-STAR のコード幅は約20ミリで

プラバックル類は25ミリ幅の物で揃えてあります





ほぼ20分の作業で完成しました




これでウォーラス TWO-STAR のリペアは

一応 決着を見たことになります が…

(仮)ということで押さえとく方が良いのかも

あまりにも古い幕ですからね 続きがあるかもしれませんので


そして早速 今日からウォーラスも持ってキャンプに出るのですが

今日明日は思いっきり天気が悪いらしい…




現地ではいきなり

雨漏りするかどうかの検証から始めることになりそうです…(^^ゞ







更新の励みになります


アウトドアランキング

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

2つのバナークリック、ぜひともお願いします 
















関連記事
スポンサーサイト



テーマ : アウトドア
ジャンル : 趣味・実用

tag : ウォーラス ヴィンテージ アライ テント MSR シーム シーリング ポロンT プラ バックル


コメントの投稿

非公開コメント

キャンパー

自分なら雨が降ったら中止してましたね
何度か雨でキャンプしましたが
狭いテントで過ごすのは苦痛で
雷で身の危険を経験したからです。
記事読んでいると雨も楽しんでいますね
根っからのキャンパーと言えます(^^)


サイト内検索


ランキング



にほんブログ村 にほんブログ村へ


にほんブログ村 鳥ブログ セキセイインコへ


にほんブログ村 アウトドアブログへ




スポンサードリンク
tag cloud
更新履歴
カテゴリ
feedly
follow us in feedly

RSS
月別アーカイブ
Twitter
Follow me on Twitter
ナチュラム
アウトドア&フィッシング ナチュラム

アウトドア&フィッシング ナチュラム







QRコード
QR
いいものいろいろ♪












メールフォーム

ブログの内容に関係のないコメントは承認しません。

メールフォームをご利用ください。

リンク
Advertisement
いろいろ