新幕入手? 途轍もなく雨に強い形のヴィンテージタープを手に入れた!




過去に「このカタチってカッコイイ」と思いつつ

なかな縁がないものの例として挙げた幕体があります




これです MSRのトゥーウイング

しかし残念ながら もはやモチヅキのHPを探しても

MSRの現行ラインナップには存在しない過去のもの…




キャパとしては2P

2人までしか収まらない小振りなタープなのですが

なぜカッコイイと思ったかというと それは例年

いまの時季になると感じることでして…




雨期のある日本で その時季であっても外遊びをしたい身としては

梅雨の時季に 雨に濡れにくいカタチ…

トゥーウイングのように 幕体左右生地が地面に近いところまで張り出せる幕体は

理想的なフォルムであると言えるのです


もっとも姿カタチだけで言えば

トゥーウイングと同じMSRで似た形状の

この幕体も所有しております




MSR ツインシスターズ

ただ キャパ的には同じ2人用であるものの

トゥーウイングよりもう少し小さいのです




大きさとしてはひとまわり小振りですし

それにもうひとつ問題がありまして…




この幕体は冬季にこそ威力を発揮しますが

初夏といって良い梅雨の時季は 中に入るとちと暑い…(^^ゞ




マッドスカート付きなので

寒い時季にこそ寒くなく過ごせるような構造を持っていますから

現在の気候上からのニーズとは異なる4季用テントなのです


雨に強そうな形状でキャパ的に問題がないものとしては

最新の幕体ではこんな選択肢もあります




オガワのトリアングロ

この幕体なら雨の吹き込みも防ぎやすい形状と言えますが

実は同じオガワでも 過去のプロダクトの中に

ワタシのニーズをもっと的確に捉えていた幕体がありました




それがこれ

フィールドタープ オクタ といいますが

このタープなら幕体左右生地の頂点が4つとも

みごとに地面に近いだけでなく

天頂部付近はポールすら巻き込むような縫製に仕上げられており

多少の強雨の吹き込みなど問題にならない構造を有しています


ただしこの幕体 すでにカタオチしてから10年近い時間が経過しており

いちばん最近見たのは5~6年前のオークションが最後でした

そのオークションに入札したのはもちろんですが

残念ながら他の方が最高額で入札され

結局手に入れられずに終わったのです

が…




最終的に ワタシにもその幕体に縁があったということらしい




これいま手元にあります

詳細な経緯は後日談としますが 長年待ち望んだ幕体です

またもやヴィンテージの域の幕体を入手したことになりますが

このカタチなら今年の梅雨は 雨でも快適なキャンプができそうです







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tag : MSR トゥーウイング ツインシスターズ 梅雨 キャンプ 雨に強い幕体 オガワ トリアングロ フィールドタープ オクタ

耐用25年化へ計画的リペア・H10頃製造のタープをR5過ぎでも使えるようにする



ヘリテイジタープのシームリペアの続きです




ヘリテイジというブランドをご存知ない方も多いでしょう

しかしカモシカスポーツと言えば聞いたことがあるという方も

いられるのではないでしょうか?




カモシカスポーツは1964年に

東京 中野で起業された山道具屋さん

現在の本店は高田馬場にあります




あのエスパースやヘリテイジは

カモシカスポーツが独自販売する山岳用品のブランドです

世界初の厳冬期用ドーム型テントの開発や

GORE-TEX を採用した登山用品を積極的に販売されてきたのは

起業者であり登山家でもある高橋和之氏の見識によるところが

大きいのだと思います




ではいまはバリバリの山岳用テントしか作っていないのでは…

と思ったそこのあなた! 違います




こんなモノポールシェルターも

立派にヘリテイジの現行品 !




ま これも山での使用前提に作られているとは思いますけど




このクワッドサルーン(Quad Saloon)は

ピラミッド型のフロアレスシェルター

ストックを連結してポールにしていますが

ポールもストックも付属しません

ただし連結のためのポールコネクターは同梱されており…




↑左の黒いベルトがそれ

手持ちのストックを連結してポールにするのですが

幕体高は152センチだそうですから…




ローベンスのテレスコピックポールを合わせて

キャンプ場で使うのもアリかもしれません

間違いなく他人とはかぶることなどあり得ないと思います (笑)


さて他人とかぶらないことでは

我が家のヘリテイジタープも 古いので

絶対的な自信があります (笑)




このバリバリにオートキャンプ仕様なタープが

ヘリテイジで販売していたのは 前世紀末ころですから

さすがに防水性能はヘタってきてしまいました

それをリペアするためのシール剤はこちら




今回もアライテントのジェルタイプを使いましたが

店頭価格はこうでした




1本504円 3本で1500円ちょい

買ったのは少し前で 好日山荘かモンベルか忘れましたが

ネットで買うより近くの山道具屋さんを探した方が安く済むかもしれません…



では作業開始




まず①の最長の縫製部から塗り始めます

短い部分から始めてしまうと 万が一途中でシーラー剤がなくなった時に悲惨なので…




さすがに6メートルは長いです

こうして見てしまうと不安になります…(^^ゞ




平筆を開封してシームシーラーを塗り始めます

が…




今週前半は太平洋岸に寒冷前線の嵐が吹き荒れましたからね

日曜日の時点ですでに風が強めです

なのですが 途中でこの風に助けられていることに気付きました

羽虫が飛んでいないので♪




シームシール中に羽虫が付いたら

下手すりゃ虫入り琥珀みたいになりますから

余計な心配をしなくて済むのはありがたかった…







MSRやウォーラスでやってきた経験が活きていると感じます




塗幕は薄く 塗り残しはなくをモットーに取り組んでおりますが

確実に縫い目を捉えてシーラーを被らせている感覚がありました




そして太陽も味方します




初夏を思わせるような強烈な晴れ方なので

あっという間にシーラーが乾いてくれるし♪




気が付くと15分で6メートルを塗り終えていました

薄く濡れたので シーラーもまだ半分近く残ってます


続いて②の2箇所です




シーラーの硬化時間は30分~1時間なのですが

陽光のおかげで10分もあれば乾く感じ

硬化を確認してから布団バサミを調整して②の部分が

ベランダの手摺りにくるようずらして…






②の縫製部はさっきより短いので

一辺につき10分で塗布完了です





しかしここで時間切れ

強い見方がひとり去ることになります




太陽が屋根の影に隠れてしまいました




なんとか日があるうちに

③の縫製部2辺まで塗りきりたいところ…




…なのですが

この部分は一筋縄ではいきませんでした




③の部分はシームテープの糊が

特にたくさん残っていたのです

そこで古シーラー剥がしのために用意したアイテム

その1を登壇させます




いわゆるフツーのガムテープです (笑)




糊だけが残っている部分は その固着はあまりしつこくないので

ガムテで大丈夫

ガムテを押しつけてぺたぺたと…






何度か繰り返すとこうなりました




透かし文字で見えにくいですが

5枚上や3枚上の元の画と比べると

格段にキレイになったことが伝わると思います




また糊だけでなく

たぶん前所有者が塗ったであろうシーラー痕も残っていたので

これを使うことにします




ペイントうすめ液

古シーラー剥がしアイテム その2 です




シームシーラーも有機溶剤系なので

ペイントうすめ液も効果があるはずと目論んで…






ウェスに染み込ませてタープのシーラー汚れを叩いて落とします


するとやはり効果アリ




糊は少し残ってますが シーラー痕はきれいに消えました


このあとは日没前に作業を終わらせるべく

しかし塗り残しがないようにと集中モード…




けっきょく作業開始から1時間ちょうどで

全ての縫製箇所にシーラー塗布完了♪




日が落ちてきて太陽光が減ったところで

ドギツい黄緑の物体を撮ったので

色が変なことになってますが シーラーの塗り残しは…

たぶんありません




これでいつ雨キャンプになっても大丈夫

1990年代 おそらく平成10年前後に製造のビンテージタープは

少なくともあと5年ほど…

令和5年くらいまではノントラブルで使えるでしょう




生地がしっかりしており 元もとの素性が良い幕なので

幕体のコーティングも崩れておらず ポロンTの塗布はまったく不要でした


リペア効果を高めやすい印象があり 品質の高さはさすがです


復活したヘリテイジタープなら

いつ豪雨キャンプになっても大丈夫でしょう




むしろ豪雨の中で試し張りしたいくらいだったりして…(笑)







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tag : ヘリテイジ カモシカスポーツ タープ シーム シール シーラー 布団バサミ ペイントうすめ液 ガムテープ

ヘリテイジタープ防水処理・必要なのはポロンTでなくフトン干し用のアレと学用品だった



先の更新の終わり方からすれば

リュック新調について続けるべきなのでしょうが

それの購入とほぼ同じタイミングで始めたことがあります




ヘリテイジのヘキサ

この幕体のリペアも開始してしまいました

ヘリテイジというのはカモシカスポーツのショップブランドで

いわばエスパースと同系列



バリバリの山道具屋さんが過去に作ったタープですが

山で使えそうな小振りのタープではなく

何を血迷ったのか オートキャンプ仕様のデカいヤツなのです




製造されたのはおそらく1990年代末頃

コンディションの良いものを ネットオークションで見つけ

落札したのは2年前の夏のこと






鮮やかなエスパースグリーンに黒いパイピングの縁取りは

ともかく格好良くて いまではすっかり 我が家のサイトに

なくてはならないタープになっていたのですが…




先の10連休中です

ウエストリバーACでのキャンプ中に 大雨に見舞われた際

縫製部から 盛大に雨漏りを起こしてしまいました


お気に入りのタープなので早急に対策したく

この週末にリペアに取りかかった次第であります…




まずは洗濯機で2回ほど回します




縫製部を除いた幕体生地の防水力は落ちていない手応えがあったので

手始めに普通の衣料用洗剤で洗って汚れを落としますが…


洗濯機から取り出し 広げると

当然のように…




こうなります




まだ残っていたシームテープが浮いて

剥がれてきたので…




思い切って全部のシームテープを剥がしてしまいます




幕体やレインウェア等縫製部のシーリングに用いる部材としては

ジェル状のシーリング剤と シームテープが思いつきますが

後者はアイロンの熱で圧着するタイプがほとんどです




ジェル状のシーラーとは違い 熱で溶かす糊の接着力は

もともと弱いですし 洗濯機にかけでもすれば

すぐに剥がれてしまいます


いやいや

幕体に貼り付いていた時は白く感じたけど…




緑色の幕体生地からはずれると

シームテープもずいぶん黄ばんでいたことが判明…




製造された90年代からずっと幕体に貼り付いていたのでしょう

その黄ばみ方には 思わず歴史を感じてしまいます


ちなみにこのタープで シームテープが貼られているのは

下の図の白い帯の部分 5箇所ですが…




①の部分のテープはとっくにありません

今回の洗濯で②と③のテープが剥がれてきたので

思いっきりはがした次第です




幕体にはテープの糊が洗濯の水でふやけて残ってますが

まだ濡れた状態であれば 指の腹でこすると簡単に落ちますし

乾いてしまっても別の手を使えば落とせます

別の手というのはリペアの工程中で紹介する予定




糊を剥がしつつ 天日干ししつつで乾かしたのちに

我が家の とある場所へ運ぶことに…




家屋上階のベランダ

ここが作業場所ですが 布団バサミを使って固定しました (笑)


本意では幕体にテンションがかかった状態…

つまり設営してピンっと張った状態にしてから

シール処理を行いたかったのです




でも さすがに6メートル近い稜線長のタープを

作業にちょうど良い高さで設営するのは

自宅の庭でも おそらくキャンプ場でも難しいですからね




この手摺りを使えば 稜線の6メートル近い部分もしっかり伸ばせますし

作業するにはちょうど良い高さになります




手摺り部分の幅があるのが助かりました

そして布団バサミはもっと助かった…




この日は風がやや強め

その中でタープが暴れるのを押さえるにはうってつけでしたから♪




ちなみに今回の処理にポロンTは使いません

用意したのは上の アライテントのシームシーラーと…




スーパーの学用品コーナーにあった

馬毛画筆10号平筆




筆先の幅といい馬毛のコシといいかなり使いやすかった

ウォーラスの時もこれにすれば良かったと後悔しきり…(^^ゞ


他にもホームセンターなら普通に買える資材をいくつか使いましたが

それらは別の更新で紹介します







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すぐ垂れるシーム剤をきれいに塗る方法・24年前製造のウォーラス幕リペアが(仮)完了…


やっと調べがつきました

米Backpacker誌の1995年8月号の記事に記載を発見



これはもっと後日の同誌ですが いま再生を手がけているテントは

歴史ある海外アウトドア誌のおかげで

平成7年頃の製造と分かりました




平成最後の更新は 今からなんと24年も前

1995年頃に製造・販売されていた

ウォーラスのヴィンテージテント…

その再生シリーズの最終章です



前回までにウォーラス TWO-STARは

ポロンTによる撥水処理を終えていますが

前の更新で大事なことを書き忘れていました


それは…

これからポロンT塗布による幕体の撥水処理を考えている方がいられたら

絶対に設営状態で行うべき ということ





畳んだ状態では幕体表面の傾斜による

「垂れ」の効果が期待できません

とにかく粘度が低く シャバシャバのサラッサラな液体ですから

床面に広げると塗りにくいですし…





メチャクチャ揮発しやすいため 垂らしながら塗った方が

確実にロスが減ることにもなります

ポロンTをテントに塗布する際は

必ず設営状態にしてから行いましょう






…前置きが長くなりましたが

ポロンTによる撥水処理の次はこれを使った作業です




フライシートの縫製部をシーム処理します

シーム(seam)とは「縫い目」とか「継ぎ目」のことですが

アウトドア用品では前者の「縫い目」のことを指す場合が多いです




「縫い目」ですから ほぼ間違いなく針の穴は開いています

その縫製時の穴を何も処理しないままで雨などに濡れると

必然 水の分子は通るわけで すなわち雨漏りが起こります




そうならないように「縫い目」を

「封印(シール)」したり「被覆(コート)」したりするのがシーム処理で

この作業を「シームシーリング」や

「シームコーティング」 などと呼ぶこともあります


テント等幕体の雨漏り防止のため必要な処理のことですが

市販品はほとんどが工場出荷状態ですでに施されており

例えばこんな雨に降られても…




縫い目から雨漏りなどしないのですが

古いテントだったり 新品でもガレージブランド製の幕体だったりすると

ユーザーによるシーム処理が必要となるケースがあります




例えば玄人指向な快速旅團さん

こちらで扱うテントタープは

新品も自前でシームシーリングする必要があります


そして我が家に来たウォーラスも

茶変したシームをこそぎ落としてしまったので…




その処理が必要なのでした

というワケで アライテントのシームコートを求めておいた次第です




ちなみに1本20グラム入り




最後にシーム剤を使ったのはMSRツインシスターズのリペア時ですが

確か5年くらい前だったと思います

その時はどれくらいの量を使ったのか

まったく憶えていなかったので 今回は2本用意しました




あと筆も アライテントのシーム剤にはハケの類いは付いてきませんから




このシーム わりと入手しやすくて安いし

一度硬化すれば防水性能もしっかりしているのですが

粘度がやや低く ゆるいジェル状なので

塗布時は垂れとの闘いです

ポロンTは恣意的に垂らしましたが シームはできれるだけ不要な箇所には垂らしたくないもの

少し油断すると 本来塗布すべき縫製部ではない場所に

すぐに垂れてしまうので…




こうやって チューブで塗布したらすぐに筆で追いかける感じで

塗り広げてます 筆はもう少し幅のある平筆の方が良かったかな…(^^ゞ


なお上の画は撮影する都合上 片手で作業してますが

本当なら片手にシームのチューブ もう片方の手に筆を

別々に持った方が絶対に塗りやすいです…(^^ゞ


ところが…




プラモデル作りや工作で 過去にセメダインを使った方は

それを初めて使った時のことを思い出して欲しいのですが

メタル製のチューブに入った接着剤って

下手に圧を加えると 止めどなく中味が溢れ出てくることがあり

今回がまさにそれでした…




塗っている間じゅう この先端の極小な穴から

ずーっとシーム剤がニュルニュルと出続ける状態…(^^ゞ

垂らしたくない液が止めどなく出てくるということは

ノンストップで作業を続ける必要があるということで

ほぼ手を離せず 休憩することもできず…




ひたすら塗って 気づいたらシーム処理が終わってました

嵐のように過ぎた時間だったなぁ (^^ゞ




ちなみに2~3人用のこのドーム型テントで

アライテントのシーム剤は1本のみ使用

残ったもう1本はスペアとして保管ですね


シーム硬化は30分から1時間かかるので

50分ほど時間ほど置いてから…






いよいよペグループの加工




ただの輪っかであるウォーラスのペグループコードを

テンション調整機能付きに変更すべく

ハサミを入れます




ザクッとぶった切って…






切断面をライターで炙り ほつれ止めします




溶けて固まればほつれてくることはありません


そこにプラバックルなどのパーツを仕込み…




ウォーラス TWO-STAR のコード幅は約20ミリで

プラバックル類は25ミリ幅の物で揃えてあります





ほぼ20分の作業で完成しました




これでウォーラス TWO-STAR のリペアは

一応 決着を見たことになります が…

(仮)ということで押さえとく方が良いのかも

あまりにも古い幕ですからね 続きがあるかもしれませんので


そして早速 今日からウォーラスも持ってキャンプに出るのですが

今日明日は思いっきり天気が悪いらしい…




現地ではいきなり

雨漏りするかどうかの検証から始めることになりそうです…(^^ゞ







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tag : ウォーラス ヴィンテージ アライ テント MSR シーム シーリング ポロンT プラ バックル

強力な撥水剤だけどすぐ気化しちゃうポロンT・塗り方にはコツがある



ひとつのことを諦めず

最後までやり遂げるのは大切なことですが

そうできないと分かった時 ある程度のところで見切りを付けることは

これも大事な選択行動です


いろいろと手を尽くしましたが これ以上は難しいらしい…




ウォーラスのテント TWO-STAR

樋口一葉1枚くらいで我が家にやってきたヴィンテージテントは

フライシートにほんの少々の加水分解があったり

古いシームが茶変して貼り付いていたりして

何度も水洗いし 有機溶剤とタオルで

茶色い汚れをこそぎ取りました




ある程度はきれいになったと思います

しかし何年もの間…

いやもしかしたら10年以上

生地に貼り付いていたであろう汚れは

たった数日のリペアではどうしようもなかった…




これくらいにするのが精一杯でした


自分ひとりで行う孤独な作業だけに

完璧を求めようと思えば もっと時間と手間をかけても良いのですが

そうするのは無駄なことのように思えてきました

細かい薄汚れがあまりにもしつこいのです


そこで…




酷い汚れはだいたい落ちたし

遠目ではキレイになったし 何より20年以上前のテントだし…

この状況までで洗浄完了として 次の手を打つことにしました


そんな結論に達して ここまでのテント画は

庭でフライシートを裏返しにして設営した図…

つまり次の作業に入る直前のものです


ではまず 撥水処理から




5年ぶりに再び求めたポロンTを使います




ハケは作業当日の朝 ホムセンで求めてきました






開栓も久しぶりですが

以前はこんな中蓋はなかったような記憶が…




プラ皿にシャバシャバと注ぎ

ハケで試し塗りしましたが

相変わらずです




とにかく揮発が早いのなんのって… (^^ゞ


具体的にはこんな感じ

↓塗布直後はこうなのに…







↓塗布して1分 経たないうちに…




ほとんど揮発してしまい

塗った場所が分からなくなります


この時は晴天の太陽光の中なので

良く見ると塗り跡を見つけられましたが

例えば夕暮れや屋内で作業していたら

途中でどこまで塗ったか分からなくなるような…




それくらい揮発性が高い塗布剤

おまけに無色透明だし 粘度も低くてサラサラなのです


ちなみにポロンTを薄めて使いたい時は

これを用いるのだそう



薄め液として使える白ガスも揮発性が高いですし

空気中に消えないよう封じる術がほぼ同じと言えば 揮発性の高さや

低粘度でサラサラな液状感が伝わるでしょうか



そこでこうしました




ポールによって形成された梁や縫製部を目印のラインにして

あらかじめ塗る範囲を決め 範囲の外枠から塗り始め…




いま塗る範囲は赤線の中


次に自分で決めた枠の中を塗りつぶします




垂れてますがこれでOK

むしろ好都合です

またハケを運ぶ方向として

必ず 上から下へ 塗るようにしました




上から下へハケを走らせることで

サラサラのポロンTは確実に垂れるのですが

垂れた先は ほぼ縫製部に沿って流れます




つまりこうすることで いちばん撥水性を発揮して欲しい縫製部に

より多くのポロンTを染み込ませることができます

また前述したとおり 揮発性はメチャメチャ高いのですが

揮発するより垂れる方が早いので

空気中に散って無くなる分の無駄を減らすことができます




某所で聞いた話ですが プロのビル清掃業者が床や窓掃除などを行う際は

初めに外枠から拭き始めて 次にその中を拭いていくらしい

また清掃用具使用上の鉄則として 必ず室内の 「上から下へ」 と作業を進めるそうです



なおポロンTの撥水効果をじゅうぶん発揮させるには

100~200パーセントの浸透で良いそうで

片面からの一度塗りでも全面を塗り終えれば大丈夫だろうと判断し

たぶん塗り残した箇所はないので 一度塗りだけで終了




セイウチマークの左面が最後に塗った面ですが

ここもすぐに乾きました




缶の中を覗くと 半分以上残ってます♪

ウォーラス幕は再撥水処理するかもしれませんから

きっちり蓋を閉めて保管しておくことにします



続いてはこれ…




アライテントのシームコートの出番ですが

長くなるので次に続きます




次のヴィンテージテントリペア最終章は

たぶん 平成最後の更新です







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tag : ウォーラス ポロンT 撥水 ヴィンテージ テント リペア 上から下へ

連休中にテントリペアするならこのシーム剤がオススメです



加水分解は少なく ゴム製コードはやや伸びていたものの

あのウォーラスのテントがずいぶんと安く手に入ったのですが

安かったいちばんの理由はここらしい…




縫製部にシーム剤が塗ってありますが

思い切り砂を巻き込んでます


砂汚れなら水洗いすればなんとかなるかもしれないと

そう思って手洗いしたり 洗濯機で洗浄したりしましたが…




淡い期待は淡いままだった


縫製部以外の古いコーティングはだいぶん剥がれましたが

シームはむしろ浮き立つ感じになってしまいました




この幕体にシームを打った人は

ざっくばらんな性格の持ち主だったらしいです




縫製部以外にもシーム液を撒き散らしてましたから…


何はともあれ 水で洗って落ちないとなれば

シーム剤を溶かすための手を打たなければなりません

そう考えて 近所のホムセンで求めておきました




ペイント薄め液 有機溶剤です

ブラシも買いましたが けっきょくこっちは無駄だった

古タオルを敷き その上にウォーラスのフライシートを置いて

別の古タオルに薄め液を染み込ませたもので

シームの跡をゆっくりとこすってみることにしました




裏返したフライシート

こんな感じに劣化したシームが茶褐色に残っています




ただ 有機溶剤系をフライシートに使うにあたり

PVC生地へのダメージも考えられるので

使うのはほんの少しだけにします


…で ↓ これが施工前




古タオル単体だけでこすった時はビクともしなかったのですが

薄め液を染み込ませたタオルでゆっくりとケアすると…


↓施工後




手始めに縫製部ではない部分のシーム汚れを拭いてみたら

こうなりました

少しずつですがシームを溶かして取ることができてます


↓別の箇所の施工前です





↓施工後





一応 落ちるは落ちる感じなのですが…




さすがに上のようなシームが盛られて雫のように輝いている部分だと

汚れもしつこい感じ




施工後にシームの盛り山は取れましたが

周囲の汚れまでは完全に落ちません


部分的にきれいに仕上がるところもあるのですけど…

↓施工前





↓施工後




いやいや…

これは道のりが長そうだ…(^^ゞ


どうやらこのヴィンテージ幕をGWにデビューさせるという目論見は

キビシくなってきた感じがします…


見通しに暗雲が立ちこめてきましたが

それはともかくとして…

ウォーラス TWO-STAR の復活に向けた

必須アイテムも入手しておきました




2つほど手配したのですが

ひとつはこれ




藤倉さんということは アレですアレ




リピしました ポロンTです

以前MSRオレンジ幕を復活させた際にも入手し その時は全部使い切らなかったのですが

古テントと一緒に譲ってしまったので



そしてもう一品は…




楽天から購入

シームを落としている最中ということは

それが済めば新しくシーム処理しなきゃなりませんから




アライテントのシームコート

シーム剤としての防水性能も良くて

あの有名なシームグリップより乾きも早いし

これがいちばんコスパが良い気がします





少量なので使い切れますし

何より安いですし

これ好日山荘の実店舗の店頭でも探せると思います




過去にシームグリップも使ったことがありますが

こっちはチューブがデカイので量も多く 残ると中で固まってしまい

次の機会に開けようとするとカチカチでもう使えない…

そんな事態が起きやすいんですよね


なおポロンTとアライのシームはそれぞれ別店舗で購入したものの

どちらも佐川便だったせいか

同じタイミングで配送されたのですが…






藤倉さんとこはポロンTの缶ぴったりの梱包だったのに対し

アライテントのシームは…




空き空きでした

これ宅配便でなくメール便で良かったのでは? と思ってしまった… (^^ゞ

チューブ物なので破裂の危険を考慮してのことかもしれませんが…




何にせよ どちらのケミカルも

使うのは 大型連休の後半になるのかもです…(^^ゞ

前半で行くキャンプは天気悪そうですから シーム処理が済んでいないテントなんざ

とてもじゃないが使えません…(T.T)





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tag : アライテント シーム 藤倉 ポロンT 有機溶剤 はがし 汚れ ウォーラス ヴィンテージ テント

前世紀メイドのヴィンテージ幕だから? 今じゃあり得ない弱点がゾロゾロと…


超がつくほどヴィンテージなテント

ウォーラス TWO-STARのフォルムはこんな感じ




3ポールが織りなす稜線が何とも言えない官能的なフォルムを描きます


我が家のテントはワンポールやツーポールか

トンネル型のみになってしまいましたから

自分の所有物として ドーム型テントが張られた姿というのは

本当に久しぶりに見た気がします




かつて所有していたマーモットのドーム型は

弟のところに嫁入りしてしまいましたしね




ライムライト3Pを入手したのは

2012年でしたから これも今から7年も前の幕

古幕といって良い年代のものです




これは現行型 2Pですが ずいぶんとエッジが立ったフォルムになりましたね


ですが ウォーラス社 TWO-STARはもっと古くて

1999年の同社オンラインカタログにすら載ってません

紛うことなく前世紀の遺物です




ということで20年以上前のテントですから

現代のユーザー目線で見たら あり得ないくらいような

えーっ? とビックリするほど簡素というかチープというか…

よくぞここまで割り切ったな~ と感心するような

シンプルな構造になっている部分がありました


そのビックリポイント 大きくは2つあり

ひとつはここ…




赤丸の部分

フライシート長辺のセンターを引くベルトコードです

近よって撮ってみると…




なんとコードは長さを調整できません ただの 「輪っか」 です

ループがフライの端に縫いつけられているだけ!


あまりのシンプルさというか 潔さというか…

感動すら憶えてしまいました




つまりペグダウンした位置だけで

フライシートのテンションが決まります




まさに 「これでいいのだ」とでも言わんばかり …(^^ゞ


でも…

確かに美しい張り姿を求めるあまり

幕体にテンションを掛けるべくスライダーで締め上げすぎると

フライシートの縫製が笑ったり…




悪くすればコードと生地が 別体になったりすることもあります

上のシャングリラのネストように…




本当に 「これで良いのかもしれない 」 と思ったくらいです

しかしぜったいこれでいいのか? と記憶を巡らしてみると

例えばこんなケースもあります




上はテントでなくタープを設営した画なのですが

この時はタテに長くてヨコが狭いサイトだったので

張り縄を折り返して設営してます


特に道志あたりだと 広々としたサイトばかりではありませんから

軽く見積もっても30センチは伸ばす必要のあるコードは…

やっぱり何とかした方が良いとの結論に達しました




つまり過去にやったアレです

これはポーチのベルトが長すぎたので縮めた時の様子

この時と同じようにコードをぶった切って

切った場所をライターで炙れば ほつれなくなりますし…




そのあとはこれらです




プラバックルなんて

ホムセンや登山用品店に行けば売ってますし…



こんな金具もあります

ネットではペット用の首輪の補修用として探せるようです


…で 買ってきました




やっぱりホムセンで揃ってしまった…

ですがこれらを買ったのは週のあたまの方の平日なので

作業はもう少し時間的余裕がある時に行うことにします



そしてもう一箇所

リペアした方が良さそうなビックリポイントなんですが…




最初のとはまた別の赤丸部分

ここもビックリでしたが 感動はなかった…

むしろ 「それは手抜きじゃないのか~!」

突っ込みたくなるくらい


どういうことかというと…




テント本体にフライを接合させる部分なのですが

ここの材がショボかった…




なんとゴムバンド なので伸び伸びです

このテントでいちばん劣化が酷かったのは

実はフライシートではなて くこの部分だったのでした…


さらにこのゴムバンドの先を留めるのも…




プラ製の細いフック

よくぞ20年以上も折れずにいてくれたものだと

その労をねぎらいたくなりました


別のベルト素材とメタル素材のフックで縫い直しても良いのかもしれませんが

おそらくGWではこのテントも使うので…


これはもう あの超絶使い倒し系なガジェットしか考えられません




幕体の好きな場所にフックポイントを作ることができる

すごすぎるそのアイテムとは…




トライブワンのパックタック です





これ2年ほど前に買った1セットがあります


TWO-STARは一応現状のままで張ってみて

万が一フライのゴムがこれ以上伸びたり切れたり

またプラフックが破損するような事態が起こったりすれば

すぐさま投入できるように準備しておこうと思います




実はプラバックル類といっしょに

ホムセンでフライの汚れ落としのために求めたケミカルもあるのですが…




これも平日じゃ施工は無理なので

別の更新でレポするつもりです








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tag : walrus ウォーラス TWOSTAR ヴィンテージ ドーム型 テント

加水分解したテントでも絶対にあの「魔法の粉」で洗っちゃダメらしい



今はなきウォーラスのヴィンテージテントを入手して

ずいぶん探したのですが

なかなか該当する幕のソースが見つかりません




探せたのは上のスクショが関の山でした


1999年のオンラインカタログです

おそらくワタシが入手したテントの

後発モデルと考えられる画像はありました






しかしそのものズバリはこのカタログに載っておらず…

つまり今回入手した幕は

1999年よりもっと前の製造だったことになります




何はともあれこの フライシートの汚れを落とすべく

週末は洗濯三昧…


初めは手で洗いましたが

まるでファンデーションを洗い流した後のような

肌色の液体が流れ出て止まらない感じになりました

おそらくコーティングが剥がれたものと思います

途中で諦めて洗濯機に放り込み

洗濯機で回すこと5~6回…




ようやく肌色の水が出なくなりました




このあと軽く脱水して日陰に干して

乾いてから庭で初設営です




陽光を受けてるのもありますが ずいぶんと白く見えます

もしかしたらもっと褐色がかった幕色だったのかもしれませんが

デフォルト状態では一度も張っていないので不明です


ところでテントの正式な名称はこれ




TWO-STAR 直訳すれば2つ星

一般にはふたご座 ( Gemini ) の

β星 ( ポルックス ) とα星 ( カストル ) をさすようです



ルーベンスの 「 レウキッポスの娘たちの略奪 」 は ギリシア神話の双子

カストルとポルックスがモデルと聞きます



場所によってはこぐま座のβ・γの2星

またさそり座のλ・γの2星や

九州では七夕の牽牛星と織女星を指す地方もあるらしい…


しかしともかく ウォーラス社で命名された時のいわれは

今となっては分からないので あくまで想像の域の話




命名者が絵画好きだったのか あるいは天体マニアだったのかもしれませんね


…では フライシートをかけてみましょう




セイウチマークがついに我が手へ

それだけで感慨はひとしおです




…ひとしおなのですが

洗濯機でも落ちなかった濁点がポツポツと…




どうやら縫製部を中心にして汚れが残っている感じ

おそらくシーム材が残っているのでしょう




汚れの散り方からすると シームはテープではなく

液状の物だったと予想できます

だとしても ハウスクリーニングで脚光を浴びた

あの 「魔法の粉」 を使えば落ちる可能性もありそうかなと

そう考えたのですが フライシートの生地自体にも

ダメージを与えそうな気もします…




そう考えて調べましたが

結論から言うと 重曹はアウトです


今回のようなケースで

重曹の溶液に漬け置いて洗った方のブログ記事は

重曹 テント」 でググルとたくさんヒットするのですが…


強力にコーティングやシームを剥離処理できたものの

テントがどうなったかの後日談は おしなべて薄いし

さらに専門業者さんの中には

「 重曹はテントに使っちゃダメだ 」

はっきりと書かれているページもあります

興味のある方はご自分で探してみてください




確かにハウスクリーニングでは

絶大な威力を発揮する魔法の粉なのですが

テントに使うのはNGとのこと

撥水コーティングが完全になくなり

ただのビニールになる のでもっての外らしいです



正直いうとググって完全アウトと分かるまでは

ワタシも重曹を使うことを考えていたのですが…





シームがかかっていない部分はきれいなのになぁ…


この後どうするか…

まだ調べ切っていないのですが ここまでのリサーチでは

テント生地にダメージを与えず

シーム材だけを取り除くことは難しそうな印象です

プロのテントクリーニング業者のHPも覗きましたが

シーム関係は不可侵領域と設定しているお店もありました





ここで初めて フライの内側に

洗濯の際の水が垂れたような白い跡があるのに気付きました

これを消すことも含め 次の手を考えて

近いうちに再度洗浄を実行しようと思います




あと他にも構造が古すぎて 絶対に交換したほうが良い箇所にも気付いたので

とりあえず先に 縫製部門の作業もエントリーするかもです





縫うまではしないけど

切った貼ったを久しぶりにやるかなぁ… (^^ゞ






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tag : ヴィンテージ テント ウォーラス 重曹 洗濯 シーム テープ TWO-STAR

新幕購入!ヴィンテージ幕の泥沼にも突入?



超大型連休を前にして

こんな道具を手に入れました




一見 シュラフかと思った方…

残念ながら違います

寝袋かと見紛った方がそう思ったのは

ストレージバッグ様なサックに入っているせいでしょう




これシュラフではありませんし

某C社のアイテムでもありません

C社ロゴのサックはデフォルトではなく

元々のサックはすでに無かった模様






おそるおそる中を覗いてみますが

それだけでは状態が分からず…

ブツを取り出してみました




デフォルトサックがないということは もちろん中古なのですが

ただの中古品ではありません

少なくとも20年かそれ以上は前…

つまり20世紀末に作られたアイテムです


下の構成物を見ると このヴィンテージが

いったい何の道具なのか

お分かりになる方が多いと思います




ゴールドのポールということは…

そう テントです

ちなみにポールのショックコードは伸びたり切れたりは無し

むしろ伸縮がきつく 組み立て難いくらいでした





オークションで掘り出し物を見つけました

今は存在しないけど 由緒正しきメーカーのテント…


ただ 掘り出し物だけど

やっぱり古いだけのことはあります




フライシートには砂や泥が付着してますが

いつのものか分からないくらいの色合いです




砂泥は縫製部のシームに沿って貼り付いている感じで

いかにも頑固そうな汚れ…

撥水処理もやり直した方が良いかもしれません


そしてこの手の中古ヴィンテージテントをネットで入手して

いちばん不安な要素は PVC生地の経年劣化

特に加水分解によるべとつきなのですが…




触った感じ ほんの少しだけ

指にまとわりつく感触があります




…なのですが ワタシが持っている某オレンジ幕で

加水分解によるベタベタを対策処理した後と比べると

大差ない状態でした


当該オークションの内容では 「ベタつきはない」 とされていたのですが

「主観の違い」 と捉えられる範疇のレベルにあります

ちなみに上の画像はMSRのオレンジ幕に撥水処理する前の状態で

ポロン-T で処理すると こんな感じになります




視覚的にもベタつきがとれ サラッとした感じになっているのが伝わるかと


今回入手したテントのフライシートは

この処理後の状態よりはほんの少しだけ

ベタっとしている感じなのです


ただ フライ以外のテント本体はというと…




フライと同様の素材と思われるポールスリーブは

内側がくっつくような感触はなし






この状態ならポールはスムーズに通るでしょう

ちなみにテントの形状はドーム型で ポールは3本

いわゆる魚座型に近いけど厳密には違います

キャンプ初心者の頃に使っていた3ポールテントと同じ形です





そろそろ正体を明かしましょう





この海獣マークということは…





そう Walrus ( ウォーラス ) です







ウォーラスとは…

シェラデザインズの創始者であるボブ・スワンソンとジョージ・マークスの手で

1984年に創業された 伝説のアウトドア用品メーカー

しかし MSRに吸収合併され

しばらくはMSRのカタログにブランドとしてその残滓を留めますが

2001年には CASCADE DSIGNS に完全吸収され

消滅してしまいました




同じ様にMSRに吸収合併されたメーカーとしては

MOSS の方が圧倒的に有名ですが

有名なぶん 中古市場でもバカ高い値札がついています

その高い取引価格の割りに 加水分解による劣化が激しく

まるで牛糞のような匂いを放つ個体も珍しくありません




MOSS は色々な意味で敷居が高いこともあり

快適素材の欧製TC幕を入手した後は

興味を失うこと久しかったのですが

実を言うとウォーラスの幕体については

MOSS 以上に その形状に興味を持ち続けておりました




このミニマムな形状 欲しかったんだよなぁ…

ただ 今回入手できたのは上の micro swift ではなくて

こっちなのですけどね↓




記憶に懐かしい3本ポールの構成です


過去に何度かオークションでウォーラスのテントを物色したものの

その都度 縁がなかったようで フラレていたのですが…




これ見つけたのは5年ぶりくらいかな

長年の片思いがやっと適った感じがしています





もっとも… コンディションは悪くはないものの

さすがに2~30年前の幕体なので いわゆるMOSS臭ほどではないにせよ

古いPVC幕特有の芳香… 古いビニール玩具のような匂いはあり

これはなんらかの処理を施さないと消せない筈




実戦投入はもう少し先かなぁ…


  

ひさびさにテント洗ったり撥水剤縫ったり シーム施したりの工程が待ってると思いますが

そんな苦労も楽しいもの…




超大型連休を前に 深い沼に足を踏み入れたような気もしますけど… (^^ゞ







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tag : ウォーラス ヴィンテージ テント オークション MSR MOSS シェラデザイン 加水分解 ベタつき

ヘキサタープの新しい設営方法・縦横の変換張りで平凡なヘキサが格好良くなります!




タープはユーザーが意図して変形させたり

マニュアルに無い設営ができる幕体です。




前室として主室であるテントとの距離を縮めた

オガワ張りや… 




ポールの高さにバリエーションを与えると

他のサイトからの視線を遮る効果も期待できますし… 



最近はスクエアタープ状に近付けようとされているのか… 

ヘキサやウイングタープをまるで一枚板のように張る方も見えます。


ただしこれ、雨キャンプになりそうなら絶対やらない方が良いです。




過去に台風余波の雨雲が直撃した伊豆でキャンプしていた時に

フツーに張っていたオガワタープが豪雨で

まるで水風船のように雨水を貯めて垂れ下がったことがありましたからね。



その時の画像はショックのあまり撮影できなかったのですが

今思えば軟弱だった自分を悔いております。



ところで

8月になり自分でも鬱陶しいくらい

同じ幕体についての更新が続いていますが、

これが実戦投入前 最後です。


これだけはどうしても伝えたかったのです。




オクで入手したビンテージなヘリテイジのヘキサタープ

ヘキサということは6角形。あえて古いこのカタチを落札したのには

ある意図があります。


その意図に添うものか、

その意図のために必要な設えがある幕体なのかは

オークション出品中の情報では掴みかねましたが

とにかく入手してみなければ何も始まりません。



で、落札して試し張りした結果… 




期待していた幕体の位置に

期待していた設えはありませんでした。




できれば幕体両端の辺の中央にも

グロメットが付いていて欲しかったのですが… 




残念ながらそれはありません。

でも大丈夫です。


ソリッドカラーのヘキサタープですしね。




これを… 




こう張ることで張り姿の変化を楽しめます。


稜線をタテヨコ入れ替えることができれば、

6角形のヘキサを7角形のオプタや

8角形のオクタのように張ることができる筈です。





しかし付いていて欲しい部分にはグロメットはありません。


でも… 

それならば作れば良い。




そうです。パックタックという

強い味方がいますから。





ということでフックポイントを

4箇所、設えておきました。




上の画の赤い矢印が差すところにフックポイントを作ってあり

両辺2つを短めのロープで結び、その先をポールに掛ければ

オクタ張りができる筈。





ホントはこの時点でタテヨコ入れ替え

実際に張ってみたかったのですが

残念ながらこの公園は蚊が多すぎて…(T.T) 


来週のグルキャンに台風の影響が無いことを祈りたいものです。












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